デリヘル物語外伝3

仕事中に圧倒的違和感


その違和感って何?って話ですが


尿意が異常
別にしたくもないのに
トイレに行き

出ない



なんやこれ?
こんなんがホンマに数分置きにくるのよ


尿意がくるから
トイレに行く
でも出ない
出ないとわかってるけど
尿意が来て我慢が出来ないから
トイレに行く
出ない


この負のループ


どっか悪いのか?
軽く不安を覚える俺
そして
また強烈な尿意が襲ってきたので
トイレに行く


どうせまた出ないんだろう
そう思ったら


出ました
出ましたよ


黄色掛かった白い液体が


そう
ジワーっと出てきました


まだ若く
頭の悪い俺でも一瞬で事態が理解できた


メンタンピン性病ツモ
ドラ8役満


まさにドラ爆


やっちまった…
しかも
何で仕事中に発病すんねん


尿意は止まらん
膿は止まらん


とにかく膿をどうにかしないといけないので
チ○コにトイレットペーパーをグルグル巻きにして
定時まで乗り切る


仕事が終わり
光の如く


レッツ泌尿器科★(-д☆)キラッ


まず保険証を持って受付に行く


どうされましたー?


尿意がすごくて
膿みたいなモノが出てきました


恥ずかしい…
なんでこんな事を受付のお姉さんに言わんといけないんだよ…


こちらの問診票書いて下さいね


名前と生年月日を書き…
色々と答える


二週間以内に不特定多数の方と性行為を行った


はい


そんなもん一択だ
だからここに来てるんだ


問診票を書き
待ってると
看護師さんが来て


尿検査お願いします


尿意はスゴイが
出るかわからん
しかし
出さないといけないので
トイレに行って
気合で尿を取る


ちょっと白いし


こんなんネタやん
出オチやん
どうせネタになるんやったら
笑いが欲しいわと思いながら提出


しばらくして俺の名前が呼ばれる


こんにちは
お願いしますと挨拶したその時


あー
○○さん
クラミジアやね


でしょうね


気をつけてね
SEXする時はコンドーム着けてねー

 


診察は呆気ない程早く終わり
抗生物質の薬を一週間分もらい
病院を後にした


思い当たる節は
あの馬鹿女しかいない
しかし
あの女のせいにするのはおカド違い
大体風俗やってる
馬鹿ギャルなんて
歩くパンデミックやないか


ちなみに
ゆみかという女はすぐに消えました
今となっては何があったか知らんけど


何故かやるせない思いになった


結局性病は
抗生物質を飲み続けて完治
今回の一件は俺にとって
スゴくいい経験になった


教訓
満州は危険
風俗嬢は風俗嬢
コンドームは偉大


でも
この後
風俗嬢に恋するんだよ
頭悪いね
しょうがないね



ちなみに


生は絶対に譲れない


性病は漢の勲章である

 

デリヘル物語外伝2

俺は言ったんだ
どっから見ても馬鹿ギャルに


じゃあ
ホテル行こや


まさかの仕事中
しかも待機中に言ったんだ
ソコソコマジで


馬鹿女は


は?
みたいな顔をしてたのは覚えてる
当然と言えば当然だ
しかし
俺も負けない


俺は
は?ていうか
え?みたいな感じで言ってみた


ゆみか
え?
今?!



今!!


幸いもう一人の女は後90分は帰ってこない
一発ヌクだけなら
充分な時間だ
しかもホテルは目の前だ


ゆみか
ちょっと何言ってんの?
ホンマに受けんねんけどww


俺はこう言ったんだ


エエやん
いっとこ!


当時からこの鉄板の言葉は使用していた
とにかく勢いだ
こんなもん勢いでどうにかなるんだ


馬鹿女は答えた

 


じゃあ行く?

 


おっしゃあぁぁー!!


これぞバイトの醍醐味
居酒屋とか飲食店でいう
まかないだ


まかないは
感謝を持って美味しく頂かねばならない
俺はいそいそと
女をつれて目の前の
徒歩10秒のホテルへ入っていった


ホテルに入り時間も無いので
俺は光速でシャワーを浴びる
速さの中にも正確さが要求されるんだ
しっかり洗うんだ
それが漢のマナーだ


シャワーから上がり
部屋に行ってみたらば


もう脱いでた


すでにスタンバッチ状態
こいつはシャワーを浴びんのか?
いくらなんでもそれは無いだろう?


シャワー浴びんの?と聞いたら


チョイ前のお客さんの時に浴びたし


なるほどなるほど
効率ええやないか


それではイカセテ頂きましょう!


まかない喰い


ゆみかの身体は
ソコソコのナイスバディ
ナイバティである
流石はギャルだ


乳首を摘んで
舐めて
ねぶる


そして
これはあまり人に言ってはいないが


無類の訓煮好き


これは今もそうだ
あの微かなチーズ臭が好きなんだ


変態なんだ


もちろんこの女にも訓煮を施すわけだ


脚を御開帳して
いざ秘境地へ!!

 


ん?


んん?


んんん?


ちょっと待て
なんやこれ?


若干の…


いや
まあまあの異臭


この女…

 


満州がキツイっ…!!


今まで幾人の女を訓煮してきたが
この女の満州は格別にキツイ
訓煮ソムリエの俺もビックリだ


しかし


ここまで来て
そんなもんで怯む様なら
男ではない
時間も無い


俺は下を
上上下下右左右左と
コナミの隠しコマンドバリに
舌を動かし続けた


女は体を反らし
くねらせ
感じている


漢の喜び
女が感じているのを見るほど
歓喜に湧く瞬間はない


満州がなんだ
負けるな
集中しろ


まさに無我夢中で訓煮をし
フェラーリをさせる


うむ
流石はプロ
触感だけではなく
音でも楽しませてくれる
大儀である
この俺にも負けず劣らずの舌使い
天晴である


その舌使いに免じて
褒美を授けよう


人間魚雷発射


俺はバックが好きだ
大好きだ
バックからパンパンするのが大好きだ
アメ限のブログを読んでる方なら
すでにご存知であろう
俺は
バックファッカーである
これだけで世界を股にかけれる男なんだ


満州にも負けずに
俺は女を背後から突きまくり
爽快にフィニッシュ


漢の礼儀として
きっちり外に出す
いい仕事をした
時間内に余裕で終わらせた


ゆみかはベッドで余韻に浸っているのか
横たわったままだ
その間にシャワーを浴び
速攻で用意する
女もシャワーを浴び
二人して出ていき車に戻る
車に乗り
女は俺にこう言った


なかなかやるやん


これは褒め言葉なのか?
多分そうだ
この言葉に対し 
俺は
ありがとうと答えた


しばらくして
客の元からもう一人の女が帰ってくる
そして事務所に帰っていった


俺は思った


なんや簡単に女食えるやん


これからはこれで行こう
そうしよう
簡単に女が喰える環境にバンザイ
俺は気分良く家に帰っていった


数日が過ぎた頃
昼間の本業中にある違和感を覚える



なんやこの感じは?


そして
ある驚愕の事態に発展するのであった

デリヘル物語外伝

以前書いた


デリヘル純愛物語


その時期より
少し前の事を書こうかと思う


俺がデリヘルの仕事を初めて
少し経った頃の話


実はデリヘルのスタッフは
キャバクラと違ってお近づきになり易く
喰いやすい
実際に
スタッフの話の中で
この前誰を喰っただの話が
チラホラと出てくる
俺も話を聞いていて
へー、そうなんやー
位でしか聞いてなかった


スタッフとの話を切り上げて
車に向かい待機しようとしたら
声が掛かる


デリバリーの仕事だ


行き先を聞いて
女の子二人を乗せる
基本指名で無い限り
フリーの客の場合はチェンジ要員として
二人乗せる


自分で言うのもなんだか
当時勤めていたデリヘルは
ソコソコレベルが高かった
ギャル系の女が多く
まあまあの粒が揃っていた


目的地のホテルに着く
一人の女が車から降りて行く
もちろん俺はホテルの駐車場で待機
その間
もう一人の女と車の中で待機


黙っているのもおかしいので
いくらかは会話をする
ちなみに
待機している女はギャルだ
名前はゆみか
源氏名である


当時は安室奈美恵のブームが落ち着き
浜崎あゆみの様な女が沢山いた
その女も流行りに乗っかっている
見た目も雰囲気も遊んでいそうな女だ


ゆみか
お兄さんもいつも待ってる時何してんの?



大体寝てるか本で読んでるかかなー?
待機してる子おったら喋ってるし


当時はスマホなんて普及してないし
携帯をイジる事がそれ程無かった


ゆみか
うそー
ドライバーの人ってあんまり喋らへんやん?
暗いオッサンばっかりやし
お兄さんみたいな人おらへんで?


デリヘルのドライバーは
殆どがおっさんである
俺みたいな20代前半のドライバーは
マジでレアなのだ



そうなん
いつもこんな待機してるとき何してんの?


ゆみか
ひたすら待ってる
マジで退屈
あり得へん


見た目通りの馬鹿っぷりで
よく喋る女だ
喋る女は嫌いではない


その後殆どゆみかが喋り
俺は話を聞くという図式が出来上がる
そうこうしてる内に
時間になり女の子が帰ってくる


そして
車を走らせて事務所に戻る


また待機だ
暫く待ってるとスタッフから
声が掛かり準備をする
行き先を聞き女を乗せる
またあの女が来た


そうゆみかだ


またチェンジ要員で来た
この女は指名がかかる事は無いのか?
へへっと笑いながらゆみかは乗り込む


目的地に付き
女の子が降りて客の元へ向かう
今回は120分のロングの客らしい
2時間もこの女の相手をするのか?
少し憂鬱になっていた


ゆみか
また会ったねー



おう
そうやな


ゆみか
お兄さんなんでこの仕事してんのー?



本業の仕事が給料安くてな
空いてる時間でバイトよ
自分は?


ゆみか
アタシも昼職だけやったら足りへんから
風俗の仕事してんねん



へー
何かお金いる事あんの?


ゆみか
そら色々と遊びたいやん
昼職ショップの店員やけど
めっちゃ給料安いねーん


ああ
ショップの店員ぽいわ
こんなナリでOLとか勤まらんやろな


色々と話をしてて
ある事を思いついた


こいつはスタッフに喰われいるのか?


こんな女やし別に聞いてもええやろと
特に躊躇せずに聞いてみた



なあなあ?
ここのスタッフとかとヤッた?


ゆみか
えー?
ここのスタッフと?
ヤッてない!
それこそ有り得ん!


そんなもんか
予想外の答えが帰ってきて
少しがっかりした
続けて女は話す


ゆみか
でも
最初は色んなスタッフに
電話番号とかめっちゃ聞いてこられた
断ったけど
 

そうなん?
何で断ったん?


ゆみか
だって
そんなエエ男おらんし
キモイヤツばっかりやん


確かに
うちのスタッフにそれ程の男はいない
俺は思わず笑ってしまった


ゆみか
別にエッチは彼氏じゃないとアカンとか無いけど
ナンボなんでもアイツら無いわー


なるほどなるほど
見た目通り尻軽な女だ


二人で話してる内に
いつの間にか30分は経っていた
後90分は二人か…


ここで一つ気になることがあった


ゆみかはギャルだ
服装もギャルであり
スカートもかなり短い
後部座席に乗っているのだが
かなりパンツが見えている


俺はムラムラしてきた


当たり前だ
20代前半の健全な男なら当たり前だ
マジで勃起だ


俺は軽くゆみかに聞いてみた



スタッフ達は無しなんやろ?
じゃあ俺はー?


軽く冗談ぽく聞いてみた


ゆみか
お兄さんー?
アリかなー?


もろた


俺はそう思った
俺のムラムラはピークに達した


これは行くしかないと!


そこで俺はゆみかにこう言ったんだ

デリヘル物語14

彼女と会う当日
何故か緊張してる
会えるのが嬉しいはずであるのに


待ち合わせた場所へ
予定より早めに着く


待ってる時間の間
色んな考えが頭の中で巡ってくる


そうこうしてる内に
彼女が来る


お待たせ


ほんなら行こうかと
車を走らせる


俺は彼女に
どこか店に入るか?と聞いたら
入らなくていいと
どこかで話がしたいと言ってきた


わかったと答え
近くの港にやってきて
車を止める



今日はどうしたん?


アキヨ

あのね
やっぱり○っちゃんと話したり
一緒にいたりしたら楽しいねん



うん


アキヨ
アタシから一度は断っといて
勝手なんわかってるけど
○っちゃんが良かったら
付き合って欲しいねん


まさかの振られてからの
逆告白


こんな展開は
予想外であった
せいぜいお友達でいようね!って
言われる位と本気で
思っていた


ここはしっかり
自分の気持ちを伝えなければならない


俺は
こう答えた

 

 


ごめん
付き合えんわ

 


彼女も少しビックリしたような感じでは
あったような気がする


アキヨ
そうなんや…
わかった…



送るわ


車で彼女を送り届け
じゃあなと挨拶し
車を走らせる


この時の心境としては
何で一度振られてるのに
付き合ってくれと
都合のエエように言うてくんねん!
振られた女と付き合えるか!


こんな若さ故の
短絡的な考えがありました


自分の中では
一度振られた時点で
気持ちが冷めてたんでしょうね


でも
間違いなく彼女の事は好きでした
本気の恋やと今でも思ってます


それからは
一度も連絡も来ないし
こちらからも取ってません
何をしてるのかもわかりませんし


いやー
こっ恥ずかしい


でも
マジでエエ思い出でしたね


長々と続きましたが
デリヘル時代の
淡い淡い
思い出話でした

デリヘル物語13

アキヨから電話だ


何故だ?
この時真っ先に思ったのは


車の中に何か忘れ物でもしたのか?


嘘や!と言う声が聞こえてきそうだが
当時は本気で思った


とりあえず電話に出よう


…もしもし?


アキヨ
…アタシ



どうしたん?


アキヨ
何してるの?



家におるで
もう寝ようかなと思ってた


アキヨ
そうなん
良かった


彼女は少し嬉しそうな声を出したような気がする



どうしたん?
何かあったん?


アキヨ
お店辞めたんやね?



うん
辞めた


アキヨ
最近見ないと思って
スタッフに聞いたら辞めたって


俺 
そうなんや


アキヨ




少しの沈黙が流れた
彼女が沈黙を破るように話し出す


アキヨ
辞めた理由って
アタシのせい?


少なからずそれはあった
どの男に聞いたって
振られた女と同じ職場とかは嫌だろう
敢えて俺は言わなかった



ちゃうよ
色々とやりたい事あるし
飽きてきたしな


アキヨ
やりたい事?
何それ?



またサッカー始めようと思ってな
先輩から入らへんかって誘われてんねん
平日にも練習ちゃんとあるチーム


これは嘘でもなく
実際に誘いがあり
サッカーは始めようと思っていた


アキヨ
えっ?!
スゴイスゴイ!
○っちゃんサッカーやってたん?



うん
小学生から高校生までやってたよ
全国マジで目指してたよ


アキヨ
ポジションは?



ゴールキーパー


アキヨ
っぽいなぁ!
○っちゃん
頼りになるもんな!


こんな話を電話で話していた
振られている身とはいえ
やはり彼女と話していると
心地良く楽しかった


そして
会話の流れから
彼女がこう言ってきた


アキヨ
○っちゃん…
一度会ってくれへんかな?



えっ?


彼女からの突然の申し出
正直俺は戸惑った


俺は振られた
正確に言うと
振られてはいないのか?
よくわからんが
微妙な関係だ


しかし



ええよ


快諾
そう
会うことにしたのだ


アキヨ
ありがとう! 


彼女の嬉しそうな声が
電話越しから伝わってくる


そして
当時の俺は
思い立ったら即行動を売りにしていたので
彼女にこう切り出した



今から行くわ
 
アキヨ
えっ?!


流石に彼女もビックリしていた


アキヨ
今からは無理やで


それはそうだ
余りにも急過ぎる
当時の俺はアホすぎた


この後
会う日時を決める


そして
彼女と会う日が来たんだ

デリヘル物語12

「アイツ」から電話があった


そう…


キバミという男からである


この男はベトナム人
同い年
見た目はまんま日本人
日本語ペラペラ
ソコソコ男前
どっかのNo.1ホスト
女関係だらしない
コイツの口癖は


女は福沢諭吉


要は最低な男である


キャバクラボーイ時代に
芦田を通じて知り合ったのだが
もう一つ気が合わないので
そんなに関わりを持とうとしなかった
俺から連絡を取ることは無くて
キバミからたまに連絡がくる位の間柄


一瞬電話に出るか迷ったが
何回も掛かってくるのも
面倒くさいし
電話に出る事にした



もしもし


キバミ 
おー、○っちゃん!何してんの?
 

いや、別に
家におるけど?


キバミ
そうなん?芦田から聞いたけど
女に振られたんやってー?



おう…
情報早いな…


キバミ
まあなー
女なんてなー
ヤッてもたったらエエねん


コイツのこういうデリカシーの無い所が
合わない理由でもある



んで
どうないしてん?
何かあったんかいな?


キバミ
明日な俺の女友達と飲みあんねんけど
来るやろー?


かなりイラッと来る
もう行く前提で話を進めやがる



いや
ちょっと止めとくわ
そんな気分ちゃうし


キバミ
そうなん?
女の傷は女で埋めないとあかんでー
また誘うわー


電話を切る


気を使ってるのか
何も考えずに言ってるのか…


何か色々と疲れた


もう寝ようかなと思った矢先に


電話がまた掛かってきた


なんやねん
またあの野郎か?
しつこい奴やな
もう無視してやろうか?


いや


敢えて電話に出て
怒鳴り散らしてやろうか?
そうしよう


俺は電話を手に取り
着信画面を見たら


アキヨだった


何?
何何?


これは
電話に出たほうが良いのか?


どうしよう?


俺は
迷ったが


電話に手に取った

デリヘル物語11

お互いが好きで実らない恋
彼女が俺の事を好きでいてくれた事に
対しては嬉しくもあった


しかし


付き合えない事に対しては
とても悲しくもあり
複雑な感情が頭を巡らせていた


暫く車を走らせて
とにかく誰かに話を聞いて欲しくなった


芦田に連絡しよう


芦田には
彼女に思いを伝えるべく
背中を押してもらい
勇気をもらった
ならば
この結果を真っ先に伝えるべき人間であろう


俺は電話を取り
芦田に連絡した



もしもし?


芦田
おう、どうしたん?



この間言ってた女の子
好きなった子の事


芦田
あー言ってた子な
どうやった?


俺は芦田に事の全てを伝えた


芦田
なるほどな



色々と相談に乗ってもらって
ありがとうな


芦田
ええよ
気にすんな
別に振られたわけちゃうし
落ち込むなよ



そうやけど…


芦田
まだ好きなんやろ?
その子の事?



好きやな


芦田
こうなってしまった後に
すぐ連絡したりとかしたら
ややこしいけど
まだチャンスあるやろ?
そういう断り方されるって事は
相手の方で色々と整理が付いてないだけやん



なるほど


芦田
とりあえずほっとけば?
それで相手から何にもアプローチ掛けてこなかったら
次の女いったらええやん
星の数ほど女はおるわけやし



簡単に言うな!
結構マジやってんぞ!


芦田はヘラヘラと言ってたが
落ち込んでいた俺を励ます
彼の優しさなりの言動である


芦田
デリヘルのバイトどうすんの?
顔合わせにくいやろ?



そうやねん
もう辞めよかなと思ってる
飽きてきたし


芦田
そうか
それもエエやん



明日にでも辞める言うてくるわ
せっかく紹介してくれたのに
ゴメンな


芦田
エエよ
夜はどこも人手不足やから
またいつでも言うてきて



わかった
 
こうして
芦田との電話は終わる


アイツと話をして
幾分気が楽になった


芦田の言うとおり
終わってしまったものはしょうがない
俺は
次に進むために
気持ちを切り替えてみた


次の日
仕事が終わり
デリヘルのバイト先に辞める事を告げる
このバイトは半年程続いた
割も良く楽であったが
しょうがない


次に進むための第一歩である


バイトを辞めて
1週間ほどたったある日の夜
俺の携帯が鳴った
着信画面を見てみると