デリヘル物語外伝

以前書いた


デリヘル純愛物語


その時期より
少し前の事を書こうかと思う


俺がデリヘルの仕事を初めて
少し経った頃の話


実はデリヘルのスタッフは
キャバクラと違ってお近づきになり易く
喰いやすい
実際に
スタッフの話の中で
この前誰を喰っただの話が
チラホラと出てくる
俺も話を聞いていて
へー、そうなんやー
位でしか聞いてなかった


スタッフとの話を切り上げて
車に向かい待機しようとしたら
声が掛かる


デリバリーの仕事だ


行き先を聞いて
女の子二人を乗せる
基本指名で無い限り
フリーの客の場合はチェンジ要員として
二人乗せる


自分で言うのもなんだか
当時勤めていたデリヘルは
ソコソコレベルが高かった
ギャル系の女が多く
まあまあの粒が揃っていた


目的地のホテルに着く
一人の女が車から降りて行く
もちろん俺はホテルの駐車場で待機
その間
もう一人の女と車の中で待機


黙っているのもおかしいので
いくらかは会話をする
ちなみに
待機している女はギャルだ
名前はゆみか
源氏名である


当時は安室奈美恵のブームが落ち着き
浜崎あゆみの様な女が沢山いた
その女も流行りに乗っかっている
見た目も雰囲気も遊んでいそうな女だ


ゆみか
お兄さんもいつも待ってる時何してんの?



大体寝てるか本で読んでるかかなー?
待機してる子おったら喋ってるし


当時はスマホなんて普及してないし
携帯をイジる事がそれ程無かった


ゆみか
うそー
ドライバーの人ってあんまり喋らへんやん?
暗いオッサンばっかりやし
お兄さんみたいな人おらへんで?


デリヘルのドライバーは
殆どがおっさんである
俺みたいな20代前半のドライバーは
マジでレアなのだ



そうなん
いつもこんな待機してるとき何してんの?


ゆみか
ひたすら待ってる
マジで退屈
あり得へん


見た目通りの馬鹿っぷりで
よく喋る女だ
喋る女は嫌いではない


その後殆どゆみかが喋り
俺は話を聞くという図式が出来上がる
そうこうしてる内に
時間になり女の子が帰ってくる


そして
車を走らせて事務所に戻る


また待機だ
暫く待ってるとスタッフから
声が掛かり準備をする
行き先を聞き女を乗せる
またあの女が来た


そうゆみかだ


またチェンジ要員で来た
この女は指名がかかる事は無いのか?
へへっと笑いながらゆみかは乗り込む


目的地に付き
女の子が降りて客の元へ向かう
今回は120分のロングの客らしい
2時間もこの女の相手をするのか?
少し憂鬱になっていた


ゆみか
また会ったねー



おう
そうやな


ゆみか
お兄さんなんでこの仕事してんのー?



本業の仕事が給料安くてな
空いてる時間でバイトよ
自分は?


ゆみか
アタシも昼職だけやったら足りへんから
風俗の仕事してんねん



へー
何かお金いる事あんの?


ゆみか
そら色々と遊びたいやん
昼職ショップの店員やけど
めっちゃ給料安いねーん


ああ
ショップの店員ぽいわ
こんなナリでOLとか勤まらんやろな


色々と話をしてて
ある事を思いついた


こいつはスタッフに喰われいるのか?


こんな女やし別に聞いてもええやろと
特に躊躇せずに聞いてみた



なあなあ?
ここのスタッフとかとヤッた?


ゆみか
えー?
ここのスタッフと?
ヤッてない!
それこそ有り得ん!


そんなもんか
予想外の答えが帰ってきて
少しがっかりした
続けて女は話す


ゆみか
でも
最初は色んなスタッフに
電話番号とかめっちゃ聞いてこられた
断ったけど
 

そうなん?
何で断ったん?


ゆみか
だって
そんなエエ男おらんし
キモイヤツばっかりやん


確かに
うちのスタッフにそれ程の男はいない
俺は思わず笑ってしまった


ゆみか
別にエッチは彼氏じゃないとアカンとか無いけど
ナンボなんでもアイツら無いわー


なるほどなるほど
見た目通り尻軽な女だ


二人で話してる内に
いつの間にか30分は経っていた
後90分は二人か…


ここで一つ気になることがあった


ゆみかはギャルだ
服装もギャルであり
スカートもかなり短い
後部座席に乗っているのだが
かなりパンツが見えている


俺はムラムラしてきた


当たり前だ
20代前半の健全な男なら当たり前だ
マジで勃起だ


俺は軽くゆみかに聞いてみた



スタッフ達は無しなんやろ?
じゃあ俺はー?


軽く冗談ぽく聞いてみた


ゆみか
お兄さんー?
アリかなー?


もろた


俺はそう思った
俺のムラムラはピークに達した


これは行くしかないと!


そこで俺はゆみかにこう言ったんだ