ラーメン物語

高校を卒業して
俺は就職につく


某激安靴屋さん


部活を引退して
バイトで入った所を
そのまま正社員で就職したのだ


この時の話を書いてよいのだが
敢えて
その後のラーメン屋での事を綴っていこう


激安靴屋を辞めた22歳
さてこの後は何をしようか?
そう思って家の新聞の求人のチラシを観る


ラーメン屋の求人である


オープニングスタッフ募集が目に止まる
勤務形態はアルバイト
別に焦って就職するのもどうかと思ってたし
とりあえずバイトでもエエかと
軽い気持ちで応募しようと思った
早速電話してみよう


もしもし?アルバイトの求人見て御電話させて頂いたんですが?まだ募集してますか?


してますよー
今日面接来れますか?


え?
即日面接が決まる
早いな
早すぎる
その日は特に予定も無かったので
行けますと伝える


その日の夕方前に面接へ


先程御電話させて頂いた
面接希望の○藤です


あー
待ってましたよ
どうぞどうぞ


出てきたのは
店長らしき人
ガタイが良くプロレスラーみたいで
何故か妙な迫力があった
この迫力には理由がキチンとあったんだが
それはまた後ほど


店長
えー
○藤さん
22歳ですか
いつから働けます?


は?
まさに
は?である


ろくに話もしてないのに
いきなり採用?
まあこっちとしてはありがたい話ではあるが
俺はいつでも行けますよと伝える


では
明日からで!
お待ちしてますね


バイトとはいえ
呆気なく勤め先が決まる
ラーメン屋は初めてだが
所詮バイトなので何とでもなるだろう
そう思っていた


これから始まる
壮絶な日々を知らずに