デリヘル物語

キャバクラのボーイを辞めて
普通に就職する俺
勤め先は現在の某大手企業


この時24歳


コネ入社ね
新卒かコネが無いと多分入れない


もちろん経験なんぞある訳もなく
必死のパッチで仕事をこなす毎日


大手なだけあって
土日祝日が休みで
過酷な労働環境と言うほどでもない


だがしかし


給料が死ぬ程安い


ボーナスは当時で年間5ヶ月とかで
ソコソコあったが
何せ給料が安い
手取り15万とかそんなん
今までの職業からすると
あり得ない


このままでは遊べないし
何もできない


考えた
俺は考えた


時間と体力は無駄にある


そうだ!
バイトをしよう!


無駄に行動力があった俺は
知り合いに連絡を取りまくった


キャバクラボーイ時代に知り合った
芦田と連絡が取れ
こう切り出した



なんかエエバイト無い?
芦田
何で?お前普通のカタギの仕事についたんちゃうの?

給料安すぎて死んでまう
夜は空いてるから何かバイトしたいねん
なんかない?


芦田はこう答えた


あるで


マジか!?
紹介して紹介して
速攻紹介して


何回紹介してと言ったわからん位言ったと思う


芦田は
ほんなら話進めとくで

言われたので


ヨロシク!
と答えた



何のバイトなん?と芦田に聞いてみる


デリヘル


デ、デリヘルだと?


芦田
うん
デリヘル
女乗せて指定の場所まで運転するだけ
めっちゃ楽やで

マジかー
キャバクラよりかエエか
とりあえず頼むわ


という流れで
デリヘルの面接までこぎつけるのでした